google-site-verification=KzC-c3E1lPsJFLVfdkzovRPHbD1dyJ0rhRCRighC0t0 google-site-verification=KzC-c3E1lPsJFLVfdkzovRPHbD1dyJ0rhRCRighC0t0
いろいろ

まだまだ続くヒグマの出没と食害


先日札幌の住宅街に連日現れては家庭菜園の野菜を食い荒らし、住民を恐怖に陥れていたヒグマが駆除され、ほっとしたのですが、予想通り(?)「殺さなければいけなかったのか」等と苦情の電話が相次いでいます。

SNSでも「かわいそう」「クマが先に住んでいたのに」と言う声と、「ヒグマのコワさも知らないで」などと反論する人で騒がしかったです。

そして、北海道の短い夏休みが終わった今週も札幌市や近郊の市に出没し、収穫間近のトウモロコシや果樹を荒らしています。

小学校の始業式では、校長先生が「2学期もがんばりましょう」と子どもに話すと同時に「クマが出るので、独り歩きはやめましょう。夕方には帰宅しましょう。」と注意喚起をし、登下校も警察や保護者、先生たちの見守りや送り迎え、もちろん帰宅後は外で遊びに行くこともままなりません。

北海道の地域特性

札幌市の住宅街のすぐそばの山には、たくさんのヒグマが生息しています。

ヒグマは雌ぐまは定住してある程度決まった範囲で生活し、オスは広範囲を移動しながら雌と繁殖行動をすると言われています。

なので、親子で行動するのは雌のクマとその子どもです。

多くは冬眠するため、秋に山の中でエサを大量に食べて栄養を蓄え、冬の間はほとんど活動しません。

時々冬眠しそびれたクマがヤマにエサがないために人里に下りてくると言うことがあり、その冬眠しそびれた凶暴なクマが人を襲う事件が過去に起きています。

北海道のヒグマのコワい話

春に冬眠を終えてエサをたくさん食べる時期と、秋のエサをたくさん食べて栄養を付ける時期に、人間も山で山菜採りやキノコ採りに行き、クマと出会ってしまうことが多く、これまでも春先や秋口にクマに襲われる事故が多くありました。

北海道では人が安心して暮らすため、過去には春にクマを駆除し、頭数を制限し、人里にクマが近づかないように対策をしていました。

ところが、時代とともに保護のために春駆除をやめ、ハンターも減少し、ヒグマの生息数が増えているのだそうです。

頭数が増えれば、エサを求めて人里の近くに来る個体も増え、出没の機会も増えます。

そして、人間が気軽に山に近づくことが可能になり、クマも人が自分たちを傷つけないと学習してしまっています。

気軽に住宅街に下りてきて、美味しい食べ物を気軽に採れるのです。

クマの被害を防ぐための対策

山に入る時は鈴をつけ、音でクマを遠ざける、山に人間の食べ物を絶対に残してこない、出没や目撃情報はすぐに通報して張り紙などで知らせるなど、自分たちでできることは限られています。

以前国営の施設である「滝野すずらん丘陵公園」ではベアドッグを呼びました。

クマの存在を確かめ、山に追い返してくれるための訓練をした犬です。

このベアドッグが活躍できるようにするには、膨大なお金と人材育成などに時間もかかります。

山と人間の居住地の境に全て柵を貼り、隔絶することは現実的に難しく、せめて出没しやすい地形のところだけでも整備をし、必要な時にすぐに出動できるハンターを配置することも、予算と人手がかかる話です。

今回の件で、電気柵の設置も積極的に進め、設置したそうですが、あまり効果はないようで、壊して畑に侵入しています。

このまま、住宅街もクマのえさ場、なわばりの一部になり、人間もエサになってしまうのでしょうか。

確かにクマが先に住んでいたことに変わりはないですが、山を人間が荒らしているとか、エサを奪っているわけではないです。

札幌市長の異例の会見

そんな中、札幌市の秋元市長が今回の件と今後の対策について会見をしましたが、相次ぐ主に道外の方々からの苦情や問い合わせ、対応で疲れている様子でしたが、「これ」と言う有効な対策が今のところない様子です。

多分に世間に与えた大きな影響を考慮し、騒ぎを鎮めるためと言う目的もあったのかと思いますが・・・。

でも、設備や人手を確保するために予算が必要であることと、北海道のますます加速している不景気を考えると、「どこにお金が?」と思います。

ただでさえ、冬の雪害の他に近年は台風も北海道には来るし、昨年の地震の被災地の復興も進んでいません。

今回の対応、是非は?

住宅街で銃を使えず、すぐに駆除ができず長引いたことで不安な日が続き、「もっと早く駆除してほしかった」と言う住民の方の気持ちは想像すると当たり前で、地域の人たちの生活への影響や被害も小さくはありません。

確かに、「かわいそう」とか、「保護できなかったのか」と言う方々の意見もあるかと思います。

ただ、多くの専門家や行政が判断したのだから、素人が匿名のSNSで言い合っているのを見ると、無意味な言い争いに過ぎないと思うし、わざわざ市役所に電話して煩わせるのもどうかと思います。

今回駆除されたクマの出没地域の近くには、まだ20頭以上のクマが生息しているそうです。

つまり、まだまだ現れる可能性は高いのです。

とりあえず、各自できることを

クマの生息域である山に近い地域では、ゴミを夜間外に置かない、電気柵などをする、子どもたちも含め、独り歩きを避けて鈴をつけるなど、自衛策をしています。

今回のクマもそうですが、前述の通り、クマは人間が自分たちに危害を加えないと学習しています。

クマを人慣れさせないために、山に食べ物やゴミを捨てない、遭っても近づかないことも大事です。

カメラで撮影してSNSにあげている方もいらっしゃいますが、その行動も北海道民を危険にし、クマを駆除されるように仕向けています。

クマが近くに住んでいることも北海道の地域性、でも安全、安心に暮らしたいです。

 

 

 

 

ブログランキング