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もと教員

どさくさに紛れて教員になった自分


2020年4月採用の教員採用試験の倍率が発表されています。

2019年度採用試験と比べて全体的に倍率が下がっていて、北海道は小学校、中学校、高等学校、特別支援学校全ての校種で下回っています。

採用試験の内容も一部変更になり、「模擬授業」がなくなるとのことです。

自分が採用試験を受けた平成の初め、教員採用試験はマークシートの1次試験と実技と面接の2次試験を受け、合否が発表されていましたが、今は1次試験に合格して初めて2次試験を受けることができます。

わたしが教員をしていた時、新卒で教員採用試験で不合格になり、臨時教員として勤務しながら受験する若い先生たちが毎年春になると来るので、その動向に一緒にドキドキしたものです。

その時にいつも思っていたのが、「自分は運よく採用試験に受かった」と言うことでした。

わたしが教員になった理由

母が「女だからと腰かけで働くのではなく、資格を持った安定した仕事に就きなさい」とわたしに言い続けていました。

わたしが幼いころに父が何度か転職をし、母が働きに行くことになったのですが、同じような仕事をしていても資格を持った人は給料も高く、キャリアを積んで自分のような苦労はせずに済んでいるからと。

わたしは子どもの頃、それなりに勉強も運動もできていたので、「大学に行って資格を取りなさい」と繰り返していました。

母自身ががもっと上の学校に行きたかったと言う思いもよく口にしていたので、我が子にはできるだけ勉強をさせてやりたいと考えていたようです。

今考えると兄には「安定」や「資格」を求めなかったのでしょうか。

兄にも同じように言っていたのに響かなかったのかもしれませんが・・・

高校受験の時にも大学進学を見据えた選択をし、偏差値がそこそこ高い高校に通いました。

そして、それなりの成績を取り、教育大学に進学します。

専攻は「特殊教育」で、今でいう「特別支援教育」です。

主に知的障害児の教育について学びました。

特別支援の教員免許を取るには、小学校か中・高校の免許を取る必要があり、小学校教員と幼稚園、養護学校教員免許と言うのを取りました。

そして、流れのままに教員採用試験を受けて合格し、卒業後は小学校に勤めたのです。

特に強い思いはなく、熱い思いもなく、当然それなりの勉強しかせず、それでもうまく潜り込んで「安定」した職業に就いたのです。

時代背景

ちょうど景気が良く、いわゆるバブルの時代だったので、教員になるよりももっとお給料の高い仕事に就く人もいました。

バブル崩壊とともに立ち行かなくなって消えて行った銀行や証券会社に勤めた人はその後どうなったのでしょう。

何期か上の先輩たちは教員になりたいと言う強い思いを抱きながら倍率の高い採用試験に不合格になっている人たちが多い中、わたしたちは「新時代の人たち」と言われるほど気楽な学生生活を送っていたのです。

教員採用試験は稀に見る低倍率と言われた

たまたま定年退職者が多く、学校制度の改定で採用人数枠が驚くほど広がった年でした。

前年度までに不合格だった採用試験浪人の先輩たちもほとんど受かっていました。

わたしはと言うと、1次試験も特に手ごたえがなく、2次試験のピアノも今一つ、水泳は25メートル泳ぎ切ることができず、面接もさほどいいことを言えたわけでもないので、当然不合格と覚悟をしていました。

まあ、臨時採用で働きながらまた受ければいいのだと気楽に思っていたら、なんと合格通知が届いたのです。

合格率は5人受験して4人は合格しているくらいの割合でした。1.2倍ほどです。

本当に運がよかったのでしょう。

さすがに25メートル泳げずに受かったと言う話は聞いたことがありませんから。

時代は変わり、厳しい条件に

その後、景気が下を向き、就職氷河期と言われる時代が来て、「公務員」を目指す人が多くなって行きました。

教員採用試験も倍率がどんどん上がり、試験の内容もより濃くなり、選考基準も厳しくなっていきました。

わたしが教員として勤めていた終わりの方の10年間はみんな仕事が終わった後受験予備校に通っていました。

期限付きで採用試験を受けるからと言っても仕事の量は若い人もそれなりに多く、本当にたいへんそうな様子を見ながら自分の受験時のいい加減さを恥ずかしく思うくらいでした。

臨時で受験をする先生が毎年学校には複数いたので、当然受かる人と落ちてしまう人がいて、何かと気を遣うこともありました。

何年も受験し続けている人、正規職員になったら結婚したいと思っている人、受験に専念したいが臨時でも働かないと奨学金が返せない人などもいて、それぞれに事情を抱えていることを聞くと、「何もできないけど心の中で応援するよ」と思っていました。

学校の「働き方改革」はどうなった?

最近学校の先生の過重労働などの問題が取り上げられていますが、改善の方向は見えているのでしょうか。

もと同業者の友人たちの忙しそうな様子は変わりませんが・・・

それでも退職後に一般の企業でも働いてみた経験から言うと、収入は多いです。

月々の手取りでは感じないかも知れませんが、ボーナスや手当などが違います。

仕事の量と比較してどうかは個人の感覚になるとは思いますが、民間は相当なブラックです。

教員時代に学んだこと

教員になるための努力は少なかったと思うのですが、教員になってからの方がいろいろと学ばなければ仕事は進まず、学生時代の何倍も何十倍も勉強をしたように思います。

「今よりも明日、明日より10年後にもっと向上していたい」と思っていました。

結局うつになって定年どころか中途半端な年齢で退職してしまったのですが、もらったお給料分は働いたかな~と思えるようになりました。

今教員を目指して努力している人、学校の先生はなってからが勝負です。

でも、スタートラインに着かないことには勝負できませんから、後悔の内容にがんばってほしいです。


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